収監前夜
保釈後の挨拶に行った次の日から今日まで約二ヶ月間、働かせてくれたーつまりは居場所を与えてくれたークリニックにありがとうを言いたい。
何を言ってもジャッジされないサンクチュアリ。責める者のいない場所では罪悪感も意味をなさない。ボクの中に根源的に存在していた「ごめんなさい」はだんだんと消えていった。
「刑務所なんかで変わってやるか」が口癖のボクは正直な話、今だって覚醒剤をやめたいとは思っていない。だからやめているこの状況に対して誰にも「ありがとう」を感じることはない。
「ごめんなさい」も「ありがとう」もないフラットでニュートラルな関係。
こんなに恵まれた保釈生活を送っている人間なんてそんなにいないと思う。きっと中野区でベスト10には入るんじゃないだろうか。
明日に備えて準備は万全。あとは気持ち待ち。今夜はきっと眠れない。シェルターの布団を向かいのランドリーに出しに行こう。
明日は判決(多分収監)
梅?桃?桜?どれだとしてもきれいだな♪