世界で一番ちいさな宗教
ここは「無知は罪の世界」だ。
法律に関する情報量こそが自分を助ける力になる。だけど、その情報の供給源となり得るテレビもラジオもネットもここにはない。一応、辞書と六法全書の貸し出してはくれるが、専門用語ばかりで読みこなすのことができる輩なんてほとんどいない。
たのみの綱は弁護士先生。ことを運ぶには弁護士にお願いするしかない。
代理行為ではこちらから見えないことが多くなる。当事者ぬきで話が進んでいく境遇に不安がないといえば嘘だ。
だけどまかせた限りは託そう。
信じるものは救われる。救いの形は望んだものになるかはわからないが、とにかくどんな結果になっても受けれれるくらいに信頼しよう。
この関係性は二人きりの宗教みたいなものなんだから。
『美しい星』三島由紀夫
文中にコスモロジイという言葉を見つける。Coccoも読んだのかなあと思った。